魔導連盟ショートストーリー(魔導劇場)
「最終話・魔導の鎮魂歌(後編)」



 戦いは熾烈を極めた・・・



ステイシア「・・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・・」
 ・・・肩で息をしているステイシア・・・



ルシファー「たいした者だ・・・私をここまで・・・・追いつめるとは・・・」
 地面にアクターネファリウスを突き刺し支えにしているルシファー・・・
 

ルシファー「私にはもう君を止めることは出来ない・・・行くがいい・・・」


ステイシア「(マズイ・・・ここまで消耗するなんて・・・マリアさんは何をしてるの!!)」
 アクターネファリウスを背負い城の中心部へ向かった・・・



ルシファー「・・・気をつけろ・・・・彼女は・・・前大戦時の比ではないぞ・・・」



{魔導連盟第三部隊・サイド}

  

  ザム!!

マリア「・・・・」
ジャハド「・・・見事だ・・・」

トモエ「隊長・・・」


  ズサァ・・・・


マリア「どうして・・・・どうして剣をとめたのよ!!」
ジャハド「・・・・・」
マリア「振り切っていたら少なくとも相打ちになっていたはずなのに!!どうしてよ!!」
 私は倒れたジャハドに向かって言った・・・・


ジャハド「・・・・手を貸す国を間違えたのさ・・・・」
マリア「え?」 
ジャハド「聞け・・・ケルンテンの姫子・・・彼女には誰も勝てない・・・」
マリア「何を馬鹿な・・・今のステイシアさんなら勝てるわ・・・」

ジャハド「あの能力で生命力を最大強化しているとしたら・・・どうだ?」
マリア「!!」
ジャハド「まさに一騎当千だ・・・・ルシファー閣下でも難しいだろう・・・」



マリア「本隊に連絡!!{ステイシア元帥の危機!本隊総攻撃を頼む!}急いで!」
マリア「総帥を本隊まで送って!私はこのまま城内へ攻め込む!!」
  私は自軍の兵に向かって走り去りながら叫んだ・・・戦友の無事を祈りながら・・・  


トモエ「・・・くぅ・・・・隊長ご無事で・・・」
  護衛兵に支えられながら本隊に合流しようと足を進ませるトモエ・・・




{魔導連盟本隊}

紫苑「・・・くそ・・・」
ルイ「神のルーン・・・戦争に持ってくるとはな・・・・」


 倒れ伏すアトール幹部・・・・
 
アスカ「・・・ふぅ、ルーンが無ければやばかったわね・・・」
 アクターネファリゥスを地面に突き刺して汗を拭うアスカ・・・

ゼロス「私の一撃に破壊できぬモノは無い・・・・」
 アクターネファリゥスを鞘に戻し一息つくルリ帝総帥ゼロス・・・ 

シーナ「・・・え?マリア元帥からの連絡です!{ステイシア元帥の危機!本隊総攻撃を頼む!}」


ゼロス「ステイシアさんの危機だと・・・・何があったんだ・・・」
アスカ「全軍!これより城内にむけて総攻撃を行う!!私につづけ!!」





{ケルンテン城内}

マリア「追いついた!!」
ステイシア「・・・やっと来た・・・」
 敵兵の返り血を浴びて紅く染まったマントを脱ぎ捨て・・・
 扉の前に佇むステイシア・・・・ 


マリア「・・・いける?」
ステイシア「・・・当然です!」

 ドガァ!

 扉を蹴り壊し侵入する・・・・ 
 

  



姫子「・・・これ以上先には進ませません!!神速!!」
 彼女は余りにも速く・・・・そして強かった・・・
 
 

 








 ・・・そう私達は敗退した・・・・
 ・・・アスカラグソディア元帥は彼女をうち倒したそうだが・・・
 ・・・結局ケルンテンと援軍の勢いは止められなかった・・・・
 ・・・永きに渡り最強を誇った護神獣も消え去り・・・
 ・・・魔導連盟は滅亡し・・・三大幹部は各地へ散っていった・・・・




マリア「これからどうするの?」
トモエ「私は・・・やっぱり、隊長についていきます♪」
マリア「もう隊長じゃないってば・・・」
ゼロス「お二人とも私の国へ来ませんか?」




 ・・・私はゼロス総帥の誘いによってルリ帝に住むこととなった・・・・
 ・・・もちろんトモエも一緒に・・・・





ルシファー「ネオジオンに来るか?」
ステイシア「ええ、もし魔導が滅ぶような事があれば、行こうと思ってましたから」
ルシファー「そうか・・・では行くぞ・・・我が国へ・・・」




 ・・・ステイシア元帥はネオジオンへ・・・



 
アスカ「・・・建国するわよ・・・」
シーナ「はいです♪」





 ・・・アスカ元帥は新国家を設立・・・
 ・・・遊撃隊のシーナもついていったようだ・・・









 ・・・皆、新しい生活に溶け込んでいった・・・
 








 ・・・だが皆は忘れていない・・・・・・楽しかった日々を・・・・

 ・・・多くの戦場を仲間と共に駆け抜け・・・・

 ・・・辛く苦しくも・・・充実した日々も・・・・・








 ・・・そして・・・









 ・・・魔導連盟という・・・・国家のことを・・・
 


  







                  〜END〜